長らく待たされた新作がついに発売!今作のお味は…?
ペガサス42 について
ナイキのランニングシューズ『ペガサス』シリーズの42作目。従来は1年に1作のペースで発売されていたが、今作は約2年ぶりとかなり期間が空いた。おそらくペガサスプラスやプレミアムなど派生モデルの発売があり、自社製品が選択肢の競合となることで売り上げが落ちないよう発売ペースを調整したと推測。とはいえ、40足以上続くシリーズのためアップデートする内容に困っていたのではないか?とも邪推してしまう。今作の目玉はフルレングスで搭載された『Air Zoomユニット』。ペガサスプレミアムと同じではないか?と感じてしまうが、ペガサス42は推せるのか?チェックしていく。

外観
側面
アッパーは『エンジニアードメッシュ』を採用。前作から変わらない足あたりと肌触り。違うのは通気口のデザインくらい。


カラーはミドリを購入。ぶっちゃけ初回ラインナップでお気に召すカラーがなかった。前作の41は初回のボルトカラーが圧倒的人気であったが、今回は話題となるカラーは無さそう。初回から無難なオールブラックとかをラインナップして欲しいところ。でも売れるから敢えて遅らせて発売するんだろうな〜って。相変わらずメーカーに踊らされている。

背面
反射材付きで安心。形状は前作から変わらずで、すでに完成形?っと感じさせられる。

靴底
耐摩耗性に優れたラバーを採用。着地点と蹴り出しに必要な箇所にのみ配置し、軽量化に貢献している。

重量
28cm/308g
ジョグシューズとしては重め。手に取ると「重い」っと感じるくらいに重量感がある。

| シューズ名 | ペガサス42 (28cm) | ノヴァブラスト5 (27.5cm) | ボストン13 (28cm) | クリフトン10 (27.5cm) |
| 重量 (実測値) | 308g | 254g | 277g | 280g |
価格
定価:17,600円(税込)
前作から1,100円の値上げ。とはいえ、ペガサスシリーズは毎度値引きが凄いため、急ぎの理由がなければ半年ほど様子見がオススメ。値引き前購入はお布施する気持ちで購入しよう。

| シューズ名 | ペガサス42 | ノヴァブラスト5 | ボストン13 | クリフトン10 |
| 定価 (税込) | 17,600円 | 16,500円 | 18,700円 | 19,800円 |
サイズ感
サイズ感:普段のナイキ購入サイズでOK
ナイキシューズは他製品も28cmを購入しており、ペガサス42も28cmにて問題がなかった。
♦参考:他シューズサイズ
ノヴァブラスト4&5→27.5cm
ペガサス41→28cm
ズームフライ5&6→28cm
ヴェイパー3&4→28cm
その他シューズとの比較は下記記事を参考に。

ファーストインプレッション
重っ!前作から変わらず重いな…。Air Zoomユニットがあると軽量化出来ないのかな?走り出すと…、前作と全く違う!特に前足部が分厚くなって薄底感がなくなった。加えて、フルレングスで搭載されたAir Zoomユニットがしっかり着地衝撃を緩和して、足に優しいシューズになったな! っというのが初感。
ペガサスは新作が出ても大きな進化がなく「いつも通り」というのが良くも悪くも続いていたシリーズであったが、今作は大きく変わった。地面を蹴って走る薄底シューズから、地面を蹴りつつもシューズの反発を生かして走る中底シューズに変化した。昨今のトレンドとしては、間違いない良い進化を遂げたと思うが、ペガサスシリーズを追っていたファンにとっては賛否両論が生まれそうなチューニング。

どのシューズと似てる?
ペガサスプレミアムと似てる。そりゃそうだろ!ってツッコミを受けそうであるが、Air Zoomユニットが「ブニュ」っと潰れる感覚は他では味わえない。着地時の感触だけで言えば、ペガサスプレミアムが一番近い。ただ、ペガサス42はZoomXが搭載されていないため反発力は明らかに弱い。

クッション性能について

HIGHレベル:Air Zoomユニットが着地衝撃を吸収し地面を感じない
ドロップ差:10mm(前足部27mm/踵部37mm)
ミッドソール材は『ReactX』を前作同様にフルレングスで採用。目玉の『Air Zoomユニット』もフルレングスで搭載したことで「モチッ」っとした履き心地で反発力は弱い。またドロップ差は10mmであることから転がるシューズを期待してしまうが、転がる感覚はほとんど感じられずフラットシューズに近い。THEジョグシューと思えるほどに、早く走るための助力はなく「着地衝撃を殺して足を労るから、基礎脚力鍛えてね」っとナイキが訴えてくる。


【徹底解剖】シューズの特徴
フルレングスで搭載されたAir Zoomユニット
Air Zoomユニットがフルレングスで搭載されたことで、前作までと全く違うシューズに。前作までは「少し着地衝撃緩和してくれているかな?」っというレベルで主張が弱かったが、今作は「着地衝撃めっちゃ緩和されてる。もはやリカバリーシューズに片足突っ込んでいるのでは?」っと思えるほどに主張が激しい。何より、新機能を感じ取れるのは走っていてテンションが上がる。

ちゃんとジョグシュー
シューズの感触は変わったが、ジョグシューとしての立ち位置はしっかりと押さえてきている。助力が強すぎて勝手に走らされることはなく、柔らかすぎて腰砕けになることもないクッション感。機能性シューズが溢れている中で「ペガサスはちゃんとジョグシューしてるな〜」っという感じ。

気になる点
アウトソールは耐久性重視
雨上がりの路面ではグリップ力が弱く滑る。ジョグシューズという立ち位置から、グリップ力よりも耐久性を重視しているため仕方ないが、昨今他社(アシックスやプーマ)はジョグシューズでもグリップ力のあるシューズが増えてきているため比較すると劣っていると感じてしまう。

推進力はない
反発力がなく前に進まない。蹴って進みたいが『Air Zoomユニット』により推進力が殺される。ミッドソール材の『ReactX』は安定性を重視する素材のため反発力は弱い。そして、追い討ちをかけるようにシューズ重量も重いため、前に進まない要素が多すぎる。そのためジョグ用と割り切って購入するのがオススメ。スピード練習で使うと自信喪失に繋がる。

紫外線で焼けました?
カラーリングの問題であるが、走っている時に足元をみると「紫外線でアッパーが焼けたのか?」と勘違いするグラデーション。足元を見てテンションを上げたいのに、謎に下がってしまうの普通に悲しい。

ペガサス42がオススメな人
個人的に購入して微妙な心象。。。マラソンシーズンオフに発売されたことから「基礎脚力強化用でバシバシ履くぞ!」って気持ちがある一方。推進力がなく着地衝撃緩和に強みがあるこのシューズって他でも代用が効くのでは…?とも感じてしまう。そのため基礎脚力を鍛えたい!けど、薄底シューズは怪我が怖い。っと考える人にオススメしたいシューズ。

適正ペース
サブ3レベルの私が何も考えず気持ちの良いペースで走ると5分00秒/kmで走っていた。推進力が弱いため、ペースを上げて走るのは疲れる。
オススメする人
・Air Zoomユニットの「ブニュ」っと感を味わいたい人
・着地衝撃で負担が大きい体重の重い人
・走らされないジョグシューズが欲しい人
オススメしない人
・スピード練習など幅広い用途で使いたい人
・シューズには助力が欲しい人
・シューズの重量を気にする人
・転がるシューズが好きな人
まとめ
総括:殺し屋
このシューズを履くとあらゆるものを殺してくれる。まさに殺し屋。やっぱり着地衝撃を消しつつ、推進力だけを残すって難しいことなんだなって改めて感じさせられた。昨今の厚底シューズって夢のシューズだわ。
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