走り出した理由から人生を振り返る。
ランニングを始めたきっかけ
お金のかからない趣味を始めたかったから。理由は結婚資金300万を貯めるため。
人生生きているとお金を貯めないといけない時期って何回か訪れる。結婚する時。車や家を買う時。子供が進学する時。老後に向けて準備する時。当たり前だけど、お金を貯めないといけない状況になるってことは今の生活を変える必要がある。生活費を下げるとか、趣味に割くお金を減らすとか。そこで俺の支出の内訳を見直してみると、趣味で月の7割〜8割を占めていた。っとなると趣味に割く支出を減らす必要があった。
趣味って何にお金を使っていたのか？
オートバイに全てを注ぎ込んでいた。学生時代に新車で320万するオートバイをローンで購入し、ローン返済とオートバイで遊びに行くお金で全て消えていた。おかげで学生時代は金欠が続き「社会人になったらもっとオートバイ生活を充実させるんだ！」という、ギャンブルで作った借金をギャンブルで返そうとする狂人の思考で就活も頑張ることができた。そして社会人になり、オートバイに注ぎ込むお金が加速して行く一方であった。
いきなり切り替えれたのか？
これが結構難しかった。そりゃそうだ。何百万と注ぎ込むくらいにハマった趣味を簡単にやめられる訳がない。ただ救いだったのは、オートバイという特性上、乗れるのは週末くらいであった。そのため週末以外の暇な時間は、日頃からオートバイを調べたり、200馬力もあるオートバイを操れるよう筋トレに明け暮れていた。そこでオートバイから筋トレに趣味を移行する形でオートバイから離れていった。こう書いてみると薬中みたいだが、実際にそうなのだから困ったものである。
筋トレ生活
ちょうどコロナ禍でフィットネスが爆発的にブームとなっていたタイミングで俺もハマっていた。ただ、筋トレは約2年くらいで筋肥大黄金期が終わる。その後はついた筋肉が落ちないようにトレーニングを続け、あまり変化を感じない体格に嫌気が差す毎日であった。「でもいずれはYouTubeとかで出てくる筋肉お化けに俺もなれるはず！」と思い、取り組んでいた。だが、現実はそうでなかった。メディアなどに出てくる筋肉お化けのほぼ全員がステロイド（ドーピング）を使っていることを知り、クリーンな状態では到達できない領域だと知った。そして筋トレを続ける意味を見失った。もちろん街に出たら他の人よりも良い体格であるのは間違いないが、この先続けてもドーピング選手には勝てない頭打ちのある種目を頑張ることに意味があるのかわからなくなった。そんな中、YouTubeを見ているとトレイルランニングというスポーツに出会った。
トレイルランニングの魅力
トレイルランニングは自分の足でしか到達することができない世界。これにすごい魅了された。現代人の足である車で到達できない、唯一の場所と言っても過言ではないだろう（有名な山は除く）。努力したものにしか辿り着けない場所や景色があるって凄い魅力的じゃないですか？
「それ登山でも一緒じゃん」そうなんです。正直登山でも良いです。でもなぜか山を走ることに魅力を感じた。
トレイルランニングの現実
山を走るのはロードを走るよりも過酷ってこと。今考えれば当たり前だが、あれだけ筋トレしていた俺であればなんとかなるだろ〜くらいに思い、山を走り出したらあっという間に息切れに。「こんなの絶対無理だ。走りきれない。」という屈辱がさらにハマるきっかけになった。結局トレイルランニングを極めるには、ロードでランニングを極めるのが近道ということを知り、現在はランニングに明け暮れているという訳。
ランニングに明け暮れるはずがグッズ購入の沼に
現在では毎週シューズレビューを上げるくらいグッズを買っている俺も、当初は貯金目的であったため「最低限以上のお金はかけない！」をモットーに励んでいた。だがシューズレビューを上げている人のブログを訪れるたびに「シューズはローテーションした方が長持ちする！」という言葉を聞き、複数足シューズを購入することを決意。そのタイミングでシューズに対する知識や奥深さを知った。そして、当初目標であった貯金も果たせたことで、お金をセーブする必要がなくドンドン沼へハマっていった。
妻の理解があるのが唯一の救い
上記一連の流れから、俺が凝り性であることは分かって貰えたと思う。その点妻も理解してくれており、現状はアホほどシューズを買っているが嫌味を言われてはいない（たぶん）。今は妻よりも「こいつまたシューズ買ってんな」とスポーツ用品点であだ名を付けられそうで怖い。共働きが当たり前で、結婚をしなくても楽しめる世の中であるからこそ、結婚後もお互い自由に楽しく生きようというのが現代人の考え方なのかも知れない。
まとめ
ランニングを始めるまで紆余曲折あったが、結論趣味での支出を減らすために始めた。でも結局グッズアホほど買ってるので、オートバイ乗っててもそれほど変わらなくね？お前何してるの？状態なのが俺。今後も皆さんに情報発信することで、この罪悪感を薄めていきたい所存。暖かく見守って欲しい。
