【レビュー】プーマ ディヴィエイトニトロエリート3 プーマの逆襲

-シューズ-

巷で話題になっているディヴィエイトニトロエリート3。サブ3向けにオススメって聞くけど本当なの?使用感をレビュー。

ディヴィエイトニトロエリート3 とは

プーマから発売されているフラグシップレーシングシューズは『FAST-R ニトロエリート2』と『ディヴィエイトニトロエリート3』の2種類がある。今回紹介する『ディヴィエイトニトロエリート3』は走り方に捉われず、万人が扱えるようにチューニングされたモデル。前作からミッドソール材の変更など大幅なパワーアップがされており、今作から注目度や着用率も飛躍的に伸びたシューズ。では実際の適正ペースは?他メーカーと比べてどうなの?詳しく解説していく。

シューズ外観

側面

アッパー素材は『ULTRAWEAVEアッパー』を採用し、薄く通気性がありフィット感も良好。素材感としてはパリッとした感触なため伸縮性はないが、力が逃げる心配もない。そしてアッパーに描かれている文字やロゴは全てプリントされており、軽量性に余念がない。内側に描かれた『NITRO』の文字は賛否があったのか現行品のカラーリングではなくなってしまった。

背面

反射材はないが、プーマであることをアピールするかのようにロゴシールが貼られている。そして踵部はかなり凝ったデザインになっており、軽量性と安定感を実現している。

靴底

アウトソール材は『PUMAGRIP』を採用。白いミッドソール材が剥き出しな箇所が多いことからも軽量性への意識の高さがうかがえる。そして後ろを走る人に自慢するかの如くロゴを配置(個人的に好き)。

重量

27.5cm/200g
フラグシップレーシングシューズの名に恥じない圧倒的な軽さ。手に取っても「軽っ!」って感じるくらいに見た目と重量に差がある。

価格とサイズ感

定価:29,700円(税込)
フラグシップシューズの価格ボリュームゾーン。安くも高くもない値段。後述するの性能を踏まえて考えた場合、個人的には納得できる価格であった。

サイズ感:通常サイズで問題なし。他社フラグシップシューズと比べるとワンサイズダウンがオススメ。
普段フラグシップシューズはアッパー素材が変わることが要因なのか、意図的なのか不明だが、ワンサイズアップになることが多い。プーマに関しては、ワンサイズアップすることなく普段のジョグシューズと同等サイズで問題がなかった。他シューズとの比較は下記記事を参考に。

ファーストインプレッション

おお!さすがフラグシップシューズ軽いな。さてさて、クッション材の感覚は…。柔らかい!けど柔らかすぎない絶妙な塩梅。硬さ順でいくと、メタスピードパリ>ディヴィエイトニトロエリート3>ヴェイパーフライ3 になるな。他と被らない硬度で面白い。っというのが初感。
これは良いシューズ。巷で話題になるのもわかる。シューズ自体に癖がなく誰でも履ける。あるのは、ハーフを押し切れる推進力とフルマラソンを走り切れる柔らかさ。地面を感じるような薄底感は一切なく、昨今の厚底シューズらしいクッション材の反発力で進んでいくシューズに仕上がっている。厚底シューズとしてかなり完成度が高いのではないか?と感じた一品。

クッション性能について

MAXレベル。クッション材がブニョブニョという訳ではないが、地面を感じることのない、ほど良い柔らかさがあるのでMAXレベルに。他シューズとのクッションレベル比較は↓を参考に。

【徹底解剖】シューズの特徴

ディヴィエイトニトロエリート3の特徴は『適度な硬さのミッドソール』『徹底的な軽量性へのこだわり』『地面を掴むグリップ力』の3点。

適度な硬さのミッドソール

ミッドソール材は『NITROFOAMELITE』をフルレングスで採用。硬すぎず、柔らかすぎない絶妙な硬度。先の通り、硬さ順だとメタスピードパリ>ディヴィエイトニトロエリート3>ヴェイパーフライ3 になるため、レースシューズも自らの好みに合ったクッション感を選ぶことが出来るようになった。そして推進力も非常に強く、ミッドソール材とカーボンプレートによる反発力でグングン前に進むことができる。レースシューズとして申し分ない性能。

徹底的な軽量性へのこだわり

手に取って軽いと感じられるくらいに見た目と重量にギャップがある。外見からも軽量化に力を入れていることがよくわかる見た目であるが、ヒールカップ周りなど必要な箇所にはしっかりとクッション材が入っており、フィット感も良好。無駄なところはそぎ落とし、必要なところはしっかり残す。カタログスペックだけにこだわらず、ユーザーの使い勝手を考えられた素晴らしい軽量設計。(あと削るとしたら踵部のプーマシールくらいかな…。)

地面を掴むグリップ力

アウトソール材に採用されている『PUMAGRIP』のグリップ力がかなり強い。歩いても「メリッ バリッ」っと地面を掴む音がなっており、初めはあまりの音に「カーボンプレートが曲がっている音か?」と勘違いしたくらいに激しい音。そのため折り返し地点やカーブも安心して曲がることができる

気になる点

アウトソール材にプリントされたプーマロゴが爆速で消える。これは悲しい…。30キロ走で履きおろしを実施したが、終わった頃にほぼ消えかけており残念な気持ちになった。せっかくなので消えないような工夫を凝らしてほしいところであるが、それで重くなるならいらないと思うジレンマ。

ディヴィエイトニトロエリート3がオススメな人

個人的に購入して大満足してます。初めてレースシューズを購入する友人がいた場合、本製品とメタスピードパリシリーズの試履きをオススメする。それくらい気に入りましたが、スペックが非常に高いためオススメできる人は下記になる。

オススメする人

・フォアフット、ヒールフット走法に捉われず万人にオススメできる
・厚底シューズ特有のクッション材の反発で推進力を得たい人

オススメしない人

・サブ3に満たない走力の人(他シューズで対応できるため)
・地面を蹴るシューズが好みな人(ヴェイパー3の方がオススメ)

適正ペース

シューズの性能を活かすのであれば最低サブ3ペース(4分15秒)は必須であると感じた。シューズ自体に癖がなく走れてしまうため、人によって適正ペースの回答が異なると予想するが、私としてはサブ3ペースでもしっかりと活かすことはできておらず本当に最低レベルという印象。理由として、4分30秒ペースくらいであるとクッション材の反発スピードにマッチせず、シューズは前に進みたがっているが足で推進力を抑え込んでいる感覚がある。そのためシューズが気持ちよく走れるペースに合わせようとした場合、4分ペース以上が必要であると感じた。

4分35秒で30キロ走を実施

まとめ

総括:プーマの逆襲
期待以上の完成度に天晴れ。これはシェアが伸びているのも頷ける。ただプーマとしても「最近プーマを履いている人が多いな〜」っとユーザーに印象を植え付けたいのか、ロゴマークの主張が激しいと感じる点が多かった。晴れ舞台を飾るレースシューズだからこそ、許されるデザインセンス。そこまで主張しなくても、勝手に売れていくポテンシャルがある良いシューズだった。

購入先リンク

人気なのか在庫が少ないのか、ネット通販で売り切れていることが多いです。また前作など他シューズと見た目が似ているため購入の際はご注意ください。

おまけ 梱包が丁寧すぎる

レビューが遅れた理由の一つに梱包が丁寧すぎて、飾っておきたいという気持ちがありました笑。爪先まで型崩れ防止が徹底されているシューズは初めて見ました。プーマさん凄いですね。

外箱 カッコイイ
四方八方包まれた丁寧な梱包
専用の緩衝材
つま先まで入った緩衝材
緩衝材の内訳

とはいえ、購入日11月くらいだと思っていたのに9月だったとは…。色々と追いついてない。頑張ります。

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