【レビュー】ナイキ ペガサスプラス ベガサスの上位互換

-シューズ-

スポーツDEPOのお盆セールを覗きに行ったところ、なんと!ペガサスプラスの先行販売が実施されていた。試着させて頂いたところ、今までペガサスを敬遠してきた私も欲しくなる一品であったため購入レビュー。

ペガサスプラスについて

名前の通りではあるが、『ペガサス』をベースにミッドソールなどの変更点を加えたプラスモデル。詳しい方はご存知の通り、過去の『ペガサスターボ』のような存在。今作から『ターボ』ではなく『プラス』に名称変更をして新登場。過去『ペガサスターボ』はかなり人気があり、後継品として『ペガサスターボネクストネイチャー』(以下『ターボNN』と表記)が発売されたが、ミッドソールにリサイクル品を用いるなど、ユーザーが求めていたシューズから掛け離れてしまい人気が落ち込んでいた。そのため今作の『ペガサスプラス』発売は待ち望んでいた方も多いだろう。

比較表ペガサスプラスペガサス41ターボNNペガサスターボ2
定価19,800円16,500円19,030円19,440円
ミッドソールZoom XZoomユニット&ReactXZoom X
(リサイクル品)
Zoom X &React
アッパーFlyknitエンジニアドメッシュFlyknitトランスルーセント

シューズ外観

側面

カラーは『ベアリーグレー/ホワイト/ブラック/ホットパンチ』を購入。(採用した色名を並べているだけでは…。)
ナイキのロゴであるSwooshが大きく目を引くため、Swooshが際立つカラーをチョイス。
先行発売時点のカラー人気は、ピンク・オレンジ・ブラックの順らしい。(DEPO店員さん情報)

背面

反射材とミッドソール内側にペガサスの羽がある。

靴底

アウトソール材は同社の『インフィニティラン4』でも採用されているワッフルソールがベースに。シュータンから伸びるレーシングストライプが初代『ペガサスターボ』を彷彿とさせる。

重量

28cm/259g
テンポアップシューズとしては並の重量。

価格とサイズ感

定価:19,800円
昨今のジョグシューズとしては高くも安くもない価格帯。為替状況を考えるとかなり頑張った価格設定と思われる。

サイズ感はナイキの他シューズと同サイズで問題なし。
私は普段ナイキのシューズは28cmを購入しており、今回も28cmにてちょうど良い。
♦️参考:他シューズサイズ
マジックスピード3→27.5cm
ゲルニンバス26→27.5cm
ズームフライ5→28cm
ヴェイパーフライ3→28cm

【徹底解剖】シューズの特徴

ペガサスプラスの特徴は『ミッドソール』『フィット感』の2点

ミッドソール

ペガサスプラスではミッドソールにフルレングスで『Zoom X』が採用されている。これは同社のフラグシップモデル『ヴェイパーフライ3』『アルファフライ3』と同じミッドソール材である。反発力が強くしっかりと足を回す事ができる。ただし、ミッドソール材の厚みが違うこと、カーボンプレートが入っていないことから、クッション力や反発力に同じ能力を求めて購入すると失敗するため注意が必要。

フィット感

フィット感が抜群に良い。レースシューズのように軽量性を意識した作りではなく、『ペガサス』というジョグシューズをベースに作成している事からも、フィット感にトラブルはみられない。『ヴェイパーフライ3』では「踵が抜けそう」という話題が頻発していたが、そういった不安は一切ないため安心して欲しい。

ガセットタン構造ではなく、黒色の補強剤でフィット感を上げている。

クッション性能について

MEDIUMとHIGHのちょうど間くらい。
中底シューズよりはクッション力を感じるが、厚底ほどのクッション力は感じられなかった。プレートなしシューズでは柔らかすぎると反発力が弱くなるため、このくらいがちょうど良い。

クッションレベル比較は↓を参考に。

ファーストインプレッション

つま先までクッション感がある!Zoom X採用だけど少し硬い…?というのが初感。
ナイキのジョグシューズ代表格である『ペガサス』や『インフィニティラン』は人気商品であるが、個人的につま先が薄いと感じており、購入に踏み切る事が出来なかった。だが『ペガサスプラス』はつま先までクッションを感じる事が出来た。反面、フルレングスで『Zoom X』を採用という前情報から『ヴェイパーフライ3』のような柔らかさと反発力を期待していたが、かなり違ったことが残念。ミッドソールの厚みの違いも影響していると思うが、同じ『Zoom X』を採用と言いつつ製造方法が違うのではないか?と思うくらいに違いを感じた。

適正ペースは?

1キロ4分前後がベストペースであると感じた。
早めペースで走ろうとタイムを気にせず走ったところ4分15秒で走る事が出来た。ただしシューズのクッション力はそこまで高くないため、4分前後ペースでロング走を実施する場合は、足のダメージが気になるところ。意識して3分30秒で走ったところ、もっとシューズの助力が欲しいと思ったため、4分前後がベストペースであると感じた。(気温35度で検証したため、涼しい環境ではもう少し上げられるかも…?)

ペガサスプラスがオススメな人

オススメする人に該当する方は購入して損がないと思うシューズ!特にプレートなしは唯一無二と言っても過言ではない状況。プレートありでも怪我をしない方は、このシューズでなくても良いかも?

オススメする人

・ジョグシューズ(ペガサス41など)よりペースを上げて走りたい人
・プレートなしのテンポアップシューズを探している人
・キロ4分前後で走れるシューズを探している人

オススメしない人

・厚み(クッション力)のあるシューズを探している人
・プレートありのシューズでも怪我をしない人
・キロ6分前後で走る人

まとめ

結論:履けばわかる早く走れるシューズ
想像していた柔らかさがなかった事は正直残念であったが、履けば「早く走れそう!」と感じられるシューズにテンションが上がる。昨今この手のテンポアップシューズでは、プレート採用が当たり前になってきているため、むしろ入っていないことが大きな特徴と言えるだろう。おそらく『ペガサスターボ』同様に品薄になる事が予想されるため、気になっている方はお早めにどうぞ。(リンクから販売状況がわかるようにしておきます)

購入先リンク

・9/21追記:現在ゼビオでは決算前?の影響か、15%のポイント還元が実施されています!(先日までは10%還元でした)

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