【レビュー】モンベル アルパインクルーザー1000 1足だけ買うならこれ

-シューズ-

人生初の登山靴。思っていた以上に良かったため紹介。

モンベル とは

アウトドアブランドでお馴染みのモンベル。ラインナップされている商品は他社と同じ性能で2割ほど安くコスパが高いことで有名。他社同水準で安いということは、売れ筋商品だけをラインナップしているのではないか?と思われるかもしれないが、非常に豊富なラインナップが揃えられている。この豊富なラインナップは「手の痒いところに届く」どころか、痒くないところまで届いており、ユーザー側の新たなニーズをモンベルが教えてくれるレベル。例に漏れず、登山靴も非常に多く取り揃えられており、初心者はどれを選べば良いかわかないのが悩みの種。

引用元:モンベル フットウェア

アルパインクルーザー1000 について

アルパインクルーザー1000は春山から(低山の)雪山までオールラウンドに対応できるゴアテックスシューズ。この末尾の数字は大きくなるほど、標高の高い山にも対応できることを意味している。違いとしては、ソールの剛性が上がりシューズ内部に保温剤が追加される、などのチューニングが施される。また同じ1000でも2種類のラインナップが用意されており『レザー』or『スエードレザー』から選ぶことが出来る。主な違いは下記にまとめるが『レザー』タイプの方が保温力が高い様子。ただ、保温力の高さは冬山以外で使用する場合はマイナス点になるため、見た目で選択しても問題ないだろう。対応できる山としては、冬山の大山(標高1,729 m)くらいであれば大丈夫と店員さんからお墨付きあり。

1000 レザー1000 (スエードレザー)
価格¥46,200¥31,900
重量786g719g 

アルパインクルーザー1000 レザーの外観

側面

THE登山靴。と言わんばかりの見た目。ゴアテックスモデルとなり、雪や水の侵入を心配する必要がなく安心感が高い。

背面

踵部にコバがあり、セミワンタッチアイゼンに対応できる。

靴底

『TRAIL GRIPPER』を採用。路面を選ばず安心して進んでいくことが出来る。

重量

27.5cm/810g
非常に重たい。慣れるまではシューズの重さで疲れる方も多いはず。

サイズ感

ランニングシューズと同じサイズ感で問題なし。
私の場合、足長26.3cmで約1cmアップの27.5cmを購入。登山靴は分厚いソックスを履いた上でのサイズ感を選ぶ必要があるため、店頭で試着後に購入することを強くオススメする。
店頭在庫状況はこちらから確認できます。

ファーストインプレッション

重っ!この重さは慣れるのだろうか…。でもくるぶし周りまでガッチリ固定されているおかげで捻挫の心配はなさそう。トレイルグリップのおかげで安心感も高い!っというのが初感。
スペックからも重量については覚悟していたが本当に重い。歩いているうちに慣れることが出来るのか心配であったが、15分ほど経つとシューズの重さを忘れて登山することができ一安心。

【徹底解剖】シューズの特徴

アルパインクルーザー1000の特徴は『コバ付き』『グリップ力の高いアウトソール』『雪山での安心感』の3点。

コバ付き

シューズ踵部にコバと呼ばれる凹みがついており、セミワンタッチアイゼンに対応することが出来る。ベルト式に比べ安定感が高く、脱着も容易であるため登山道中で気楽に装着が出来る。
登山は前提として大変であるため、楽できるところは少しでも楽するのがオススメ。めんどくさいを理由にアイゼンを装着せず滑落してしまった場合は悔やみきれない。

♦︎補足
・アイゼンには『ワンタッチ式』『セミワンタッチ式』『ベルト式』の3種類が用意されている。
・アイゼン着用時に金具を引っ掛ける場所のことをコバと呼ぶ。

グリップ力の高いアウトソール

モンベル独自の『TRAIL GRIPPER』を採用。山の中で頻繁に変化する路面状況に捉われず、安心して進んでいくことが出来る。加えて3cmくらいの積雪であれば、軽アイゼンなしで進むことが出来た。

雪山での安心感

(薄めの)保温剤が搭載されているおかげで雪山でも足からの冷えがこない。冷えに関しては、個人差もあるが、シューズ内部に保温剤が搭載されているメリットはデカい。反面、暑い季節には苦しめられるため夏も登山する方は別のシューズも用意するのをオススメする。

引用元:モンベル アルパインクルーザー 1000 レザー

気になる点

重量

同製品を妻も所有しているが、シューズの重さにどうしても慣れることが出来ず、靴箱の肥やしになっている…。筋力に自信のない方(特に女性)は購入前に要注意。

アルパインクルーザー1000をオススメする人

個人的に購入して満足しています。オールシーズン対応モデルのため、あまり登山に行かず1足で多くの山に対応したい場合は失敗しないモデル。ただし、保温剤入りで夏は暑く、1000m以下の低山の場合は重さが気になる、など多くの山を踏破したい方は複数足用意するのがオススメ。そのため購入前には使用シーンをしっかりと決めておくことをオススメする。私の場合、冬山以外はゴアテックストレランシューズで登山を行っているため冬山用に購入した。

まとめ

総括:モンベル最強
登山用品のため、少し値の張る商品が多いが購入後の性能で不満を持ったことはない。また価格優位性も強く「他社品のあれを買っておけばよかったー」っとなったこともない。これだけ安心してオススメできるブランドも少ないため、迷ったらとりあえずモンベル買っておけば失敗しない。

購入先リンク

モンベルは店頭or公式サイトからしか購入することが出来ない。他サイトから購入できる商品は正規流通品ではないためご注意を。

【おまけ】アルパインクルーザー1000と800の違いについて

下記が主な違いとなる。冬山も踏破したい方は、アルパインクルーザー1000がオススメ。

アルパインクルーザー1000アルパインクルーザー800
価格¥31,900¥25,300
重量719g554g
保温剤⚪︎×
コバ⚪︎×

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