ランニング&日常使いに使用できるシューズが欲しく、以前から気になっていた『ノヴァブラスト4』を購入レビュー。
ノヴァブラスト4について
『ノヴァブラスト』はアシックスの『ブラストシリーズ』に属する、沈んで跳ねるバウンス感が特徴のシューズ。過去作から非常に人気があったことから今作の発売もかなり期待されており、発売時には初回ロットでは注文量に追いつかず、品切れになる店舗が続出。発売半年が経ちようやくいつでも購入できるジョグシューズになった印象。
比較表 | ノヴァブラスト4 | ノヴァブラスト3 | スーパーブラスト2 |
ミッドソール | FF BLAST+ ECO | FF BLAST+ | FF TURBO+ & FF BLAST+ ECO |
ミッドソールの厚み | 41.5mm | 31mm | 45mm |
シューズ外観
側面
過去作よりボリュームアップしたミッドソールが目を引く。
カラーは『Black/Graphite Grey』を購入。日常使いを意識してオールブラックに近いカラーをチョイス。
背面
プルストラップのおかげで履きやすく、反射材付き。また踵より後方にミッドソールがはみ出ている。
靴底
一番の目玉であるトランポリン構造。
重量
27.5cm/WIDEモデル/260g
ジョグシューズとしては並の重量。
価格とサイズ感
定価:15,400円
昨今の物価高で安く感じる価格帯。機能付きシューズで1.5万円は安い部類に属すると思う。
サイズ感は普段購入サイズで問題なし。
♦️参考:他シューズサイズ
マジックスピード3→27.5cm
ゲルニンバス26→27.5cm
ズームフライ5→28cm
メタスピードスカイパリ→28cm
【徹底解剖】シューズの特徴
ノヴァブラスト4の特徴は『トランポリン構造』と『フィット感』の2点。
トランポリン構造
このシューズの目玉であるトランポリン構造。前足部中央のみを膨らませる事で、踏み込んだ際に得られる反発が、まるでトランポリンに乗った時のような跳ね返りを得る事ができる。
ただし、キロ5分以内で走らなければクッションを潰す事が出来ず、ポンポンと跳ねる感覚が得難い。
フィット感
フィット感が抜群に良い。最近のアシックスのイメージとして、1.5万円を超えるジョグシューズの足首周りは下記写真のような材質なっており、プレミアム感がある。またノヴァブラスト4では踵付近の素材が少しザラザラしており、踵が抜けにくいように工夫されていると感じた。
クッション性能について
HIGHレベルと感じた。
地面を感じる事のない厚さではあるが、沈み込みは感じられないため、前作よりもミッドソールが硬くなったと巷では話題になっている…。
個人的に、つま先までしっかりとクッション感があるのが嬉しいところ。もちろん踵でもしっかりとクッションを感じられるため設置方法を選ばない懐の広いシューズ。(フォアフットでもヒールフットでもOK)
クッションレベル比較は↓を参考に。
ファーストインプレッション(適正ペースについて)
地面からの突き上げ(跳ねる感覚)を感じる!でも遅いペースだと感じられない…。というのが初感。
『ノヴァブラストシリーズ』は誰でも履けるテンションを上げてくれるシューズ!と前作までは思っていたが、今作からはクッション材による沈み込みが減った影響か、キロ5分以内ペースでなければシューズの恩恵を感じる事が出来ないと感じた。ついては、キロ5分以内ペースでの使用が推奨となるため、初心者はテンポ走用。中級者からはジョグシューズとしての活用がオススメになる。
ノヴァブラスト4がオススメな人
オススメする人
・キロ5分以内でジョグを行うことが多い人
オススメしない人
・キロ5分以上のペースでジョグを行うことが多い人
→『エボライドスピード』などのライド感があるシューズがオススメ
まとめ
結論:サブ3.5ペースを要求してくるジョグシューズはパネェw
サブ3.5を達成するには1キロあたり4分58秒で走る必要があり、それに合致するペース帯での使用を求めてくるあたり、完全に中級者向けに発売したジョグシューズであると感じた。サブ3.5ってマラソン人口の約10%前後しか達成してない世界ですからね…。すなわち、ジョグシューズとして利用できるのはサブ3達成ランナーレベルの実力者になるでしょう。とはいえ、このレベルで細かいシューズラインナップを揃える事ができるのは、企業規模の大きいアシックスだからこそ出来る技ですね。
余談(日常兼用使いについて)
ランニング&日常使いで『ノヴァブラスト4』を購入しましたが、歩きでは跳ねる感覚を得る事が出来ないため、ビジュアルが好み!という方以外は、『エボライドスピード』などのライド感があるシューズを兼用使いされるのがオススメですw