【レビュー】アシックス ダイナブラスト5 殿堂入りシューズ

-シューズ-

ゼビオの人形が見慣れないカラーリングのシューズを履いており目に留まった。気になり確認してみると「あれ…?これノヴァブラスト3なのでは…?」と思いそのまま購入。

ダイナブラスト シリーズとは

『ダイナブラスト』はアシックスの『ブラストシリーズ』に属する、沈んで跳ねるバウンス感が特徴のシューズ。イメージとしては、反発の弱いトランポリンの上を走っている感覚。シューズが弾むことで軽快に走れることが売り。ブラストシリーズの中では『ノヴァブラスト』が1番の売れ筋であり、性能よりも低価格を優先した『ダイナブラスト』はこれまであまり陽の目を浴びてこなかった印象。その『ダイナブラスト』シリーズの5作目となる今作は、なぜか公式サイトに情報が挙げられておらずゼビオ専売モデル?になっている様子。アシックスが公にしない『ダイナブラスト5』。隠すということは本当に『ノヴァブラスト3』の焼き回しなのでは…?真偽を確かめていく。

引用元:アシックス公式サイト

シューズ外観

側面

おまっ!ノヴァブラスト3やんけ!っとミッドソールでバレバレなフォルム。とはいえ、アッパー周りは改良されている。

背面

のっぺりとしており愛嬌が感じられない。反射材もなし。

靴底

ブラストシリーズを象徴するトランポリン構造。ちなみにアウトソール材の配置もノヴァブラスト3と全く同じ。

重量

274g/27.5cm
ジョグシューズとしては並の重量。

価格とサイズ感

定価:13,200円(税込)
安い!機能性を持ったシューズが1.5万円を下回るのは素晴らしい。

サイズ感:普段購入サイズで問題なし。
♦︎参考:他シューズサイズ
ノヴァブラスト4&5→27.5cm
ゲルニンバス26→27.5cm
ズームフライ6→28cm
メタスピードエッジパリ→28cm

ファーストインプレッション

フワッとソフトな着地感がまるでゲルニンバスっぽい。加えて、トランポリン構造が推進力を生み出してくれるから足捌きにもたつきを感じない。やはりノヴァブラスト3は殿堂入りシューズだな!っというのが初感。
ノヴァブラスト3と見た目は同じでもミッドソール材の硬度に変更が入っているかも…?と少し心配していたが、杞憂に終わった。着地感がすこぶる良い。初履きで歩いた際は「ノヴァブラスト3ってこんなに硬かったっけ?」っと感じたが、走り出すとトランポリン構造が沈み心地良い柔らかさを感じられる。

クッション性能について

HIGHレベル。十分に分厚いが『ノヴァブラスト5』などのMAXシューズと比べると少し薄く感じる。
他シューズとのクッションレベル比較は↓を参考に。

【徹底解剖】シューズの特徴

跳ねて沈むミッドソール

この価格帯のシューズは低価格路線を維持するため『ミッドソールが柔らかい=反発力が弱い』or『ミッドソールが硬い=反発力が強い』という、どちらか物足りない性能になりがちであるが、クッションの柔らかさで失われた推進力をトランポリン構造で生み出すというアイデアで両立を実現している。ブラストシリーズの真価はここにあり、完成度の高さが素晴らしい。

気になる点

通気性が微妙

アッパーがかなり肉厚。加えて通気孔が限られており熱気がこもりやすい。薄手のソックスと合わせて使用することをオススメする。

ダイナブラスト5 がオススメな人

万人にオススメできるシューズ。安価なためとりあえずこれ買っておけば失敗しない。
適正ペースとしては、サブ3を目指すレベルの私が何も考えずキロ4分40秒前後で気持ちよく走れた。試しに5分30秒までペースを落としてみても、シューズの特性を殺していると感じることはなかった。つまり幅広いペース帯で使用することができるシューズと言える。

まとめ

総括:殿堂入りシューズ。復活してくれてありがとう。
昨今はシューズの入れ替わりが激しく、気に入ったシューズも翌年には廃盤になっていることが多い。そのため名作がこのような形で復活してくれたのは非常に嬉しい。今後も復活シリーズは遠慮なく実施してほしい。というか期待してしまいますね。

購入先リンク

ゼビオ公式通販にて頻繁に15%〜20%クーポンが配られているため要チェック。

タイトルとURLをコピーしました