【レースレポート】松江しんじ湖サンセットマラソン クレイジーレース

-ランニング-

2025/9/28~30にかけて開催された松江しんじ湖サンセットマラソンに参加してきた備忘録。

大会概要

島根県の松江市にある宍道湖しんじこと呼ばれる湖に隣接した道路で開催されるソロマラソン大会。ソロマラソン大会って何?って私もなったが、参加した結果から察するに
『公認記録にならず、ウエーブスタートのためロードレースでもない。でも表彰式は行うしエイドも用意するから日々の鍛錬成果を発揮する機会にしてね。』
っという大会だった。
規模的には地域イベントレベルであったが主催が松江しんじ湖温泉旅館協議会であるため、町おこしが一番の目的と思われる。種目は20キロ、10キロ、5キロが用意されており、私は10キロに参加した。元々最長の20キロ出場で考えていたが、暑さで苦しむ未来が見えたことに加え、
20キロの記録作っても何の参考にもならないのでは…?っと考え10キロを選択。

当日のコンディション

身体:好調(大会前2日間の休養日を設けた)
天気:快晴(山陰では珍しい)
気温:27度(直射日光の影響で体感30度越え)
風速:7m(なかなかにきつかった)

装備

・ウェア:シングレット
・タイツ:アシックスMSSタイツ
・ソックス:タビオレーシングランプロ
・シューズ:メタスピードエッジ東京

10キロなのでアルファフライ3で走ろうと思っていたが、前日刺激時点で目標ペースと性能が合わず断念。性能高杉。この靴いつ履けるんだよ!っと思いながら、ペースコントロールがまだ行いやすいメタスピードエッジ東京に決定。

レース展開

整列

タイム順ではなく好きに並んで良い。っと実質の死の宣告をされる(オワタ)。全体のちょうど真ん中くらいの位置でスタート。

スタート直後

すでに渋滞が酷く、イーブンペースで走ることなど出来る訳もない。ひとまず渋滞を抜けるために全精力を使う。だが道路が狭く、3人並んで歩けるレベルのスペースに往復させるコース設計に乾いた笑いが出る。加えて、クローズドコースではなく一般人も普通に歩いているためグチャグチャに。この時20キロと10キロの選手が混戦となり、5キロの周回コースに300人ほどが解き放たれ「ここは駅のホーム?」と勘違いするレベルにごった返す。誇張抜きで100人くらい抜きさり、道路が開けてきた3キロ付近からようやく各自ペースで走れることに。

絶望のコース幅(レース後に撮影)

3キロ付近

早速エイドがあり、乾いた喉を潤す。ごみ箱はエイドから10mほど離れた近場にしかなく、ペース落として飲むか、飲まないかの2択。スポドリを口に含み走り続けると、大きく緩く登る橋が見えるではないですか!5キロの周回コースでどれだけツッコミどころを用意してくれるんだよ!っと笑みと怒りが交差する複雑な気持ちで駆け上がる。(高低差8mほどの緩い上り坂)

4キロ~5キロ付近

表彰式にポジティブスプリットキングという枠がないことを悔やむくらいに前半で力を出し尽くした。もう折り返しの坂(橋)はムリポ…。
心拍下げるのに力使います!っと高らかな宣言を行いペースを落とす覚悟を決める。

レース全体像

6キロ付近

周回コースってことでね。スタート直後の道をまた走るわけです。そうなんです。ここ3人が横一列で歩けるレベルの道路。まさか大会コースに車幅より狭い道が選ばれるなんて思わないじゃないですか…。きつい体に鞭を打ち、抜けるタイミングで人を抜かし続ける。節子これ10キロのレースやない、10キロの変化走や。

クローズドコースではないため一般歩行者や自転車も入り混じる

7キロ付近

身体がアチチすぎる。深部体温が上がりペース維持も一苦労。ここでエイドに掛水を発見。足を止めて被るか迷うが、一か八か残り3キロでペースアップを期待して、バシャンっと豪快に被る。するとスーッと流れる風が心地よく、一気に身体が楽になる。水を得た魚とはまさにこのこと。2週目の方が楽に感じるほどに体が軽くなった。

ゴール付近

水を被り、心地良かった風が急に牙を剥く。向かい風だ。あれおかしいね。同じ出力なのに前に進まない。ここは平地のはずなのに…。
記録を狙うには過酷な状況であるが、ここまで来て諦めたくない一心で食らいつく。手元の時計が10キロ通過のアラートを鳴らすもゴールはまだ先(なんでぇ!?)。100mほど追加で走りゴール!

結果

39分56秒でゴール。目標としては、38分台を狙っていたので悔しかった。コースに暑さと苦しめられたが今の全力を知れる良い機会になった。

松江しんじ湖サンセットマラソンに出場した感想

ネタになったので満足しています。ただ2回目は遠慮しておくかな…。っという感じ

良かった点

・参加費が安い(距離に関係なく3,000円)
・会場隣接ホテルが更衣室になっており準備が快適すぎた
・レース終了後即時記録確認が出来たこと(結果確認用のQRコード事前配布)

辛かった点

・道狭すぎ(周回コースならもう少し良い場所で。。。)
・整列はざっくりでもタイム順で(スタート直後の渋滞は悲しい)
・表彰の品はもう良い物を。。。(3位の人が「チャイルドインカー」のシール貰ってて吹いた)

まとめ

総括:クレイジーレース
もう少し走りやすくなって…。20キロの出場選手はさらに苦しめられていると考えると目も当てられない。変化が起きる可能性としては、現在湖岸整備が行われているため、整備内容によっては走りやすくなるのでは?と期待してしまう。島根の県庁所在地、松江で行う立派な大会なので、より人を集められる魅力的な大会になってくれると嬉しい。

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