【コラム】本命レースは新品シューズで挑め 

-コラム-

マラソン大会で記録を狙いたい方向けのコラム

結論

レースシューズの寿命は短い。記録を狙うなら新品で挑め。
なぜそう思ったのか、体験談とともに解説。

体験談

個人的にレースシューズとして非常に気に入って履き続けていたメタスピードエッジパリ。約200キロ走った状況であるが「以前に比べポイント練習における努力感が増してきていないか?」っと感じる日が増えてきた。初めは、コンディションが悪い日かな?カフェインの効きが悪い日かな?っと騙し騙し使っていたが、一向に良くならない。むしろペース維持のためには、蹴る力を増やさなければいけない日が増えてきた。「流石にこれはシューズの寿命か?少し早い気もするが…」と思いながら、大事に取っておいた新品のメタスピードエッジパリを履いた時に感じた。「これ全く違うシューズやん」って。

新品シューズで何が変わる?

とにかく楽に走れる。「ロッカーポイントってここだったのか!こんなに少ない力で跳ねるシューズだったのか!」っと驚くことの連発。同じシューズをリピートする機会ってなかなかないと思うが、足に馴染んで走りやすいと感じた頃から徐々にシューズの助力は減っているんだなって。特に最近のシューズは耐久性が上がっているため、見た目でわかりやすいアッパーやアウトソールがダメになりシューズを破棄するタイミングがどんどん遅くなっている。結果、見た目でわかりにくいミッドソール材の反発力やクッション性が先に寿命が訪れる。

明らかに黄色側のミッドソールが潰れやすくなっている

また2足持ちになることで、遠慮なく練習で使用できるようになる。レースシューズって高いので、大事に使いたい気持ちは俺が一番よくわかる。ただ、ポイント練習から本命シューズを履くことが走力アップに繋がることは間違いない。そのため練習用とレース用で分けることで、遠慮なく練習でもレースシューズを使うことができるようになる。練習を良いイメージでこなすことができれば、本番も良いイメージで臨むことができる。メンタルゲームであるマラソンにとって、これはとても大事なこと。

寿命の判断は?

公式に製品寿命を謳っているメーカーが少なく、また使用者の体重によって寿命は大きく変わると感じているため断言することはできない。そのため主観でレースシューズの助力(反発)が弱くなったと感じた時に、新品シューズに履き替えてみるのがオススメ。新品と履き比べた際に、改めて感動できる助力を得られた時には、寿命が来ていたという証拠。

参考例:プーマ

プーマは耐久距離を明記している珍しいメーカー。例えば『FAST-R ニトロ エリート 3』は約150kmと記載あり。

引用元:FAST-R ニトロ エリート 3 


対して『ディヴィエイトニトロエリート4』は耐久距離約400kmと記載あり。同メーカーのフラグシップシューズでも、これだけ耐久距離に差が生まれることは知っておいて損はない。

引用元:ディヴィエイト ニトロ エリート 4

お金問題

レースシューズ高すぎ問題による「2足買いなんてやってられるか!」っという気持ちはよーーくわかる。ただ、よく考えてみて欲しい。本命レースでも使用したいと考えているシューズ。これってフィーリングが良かったり、初履き時に感動があったため好んで履いているシューズですよね?すなわち再度新品シューズを履くと、この感動をもう1度味わうことができる!所有欲を満たすという観点では弱いが、もう1度味わえる感動は一級品。「こんなにヘタっていたのか…。」と感じるとともにレースシューズとしてチョイスした理由を再確認することができ、愛着も湧いてくる。


それでもどうしてもレースシューズ2足買いするお金はない!という方にはフラグシップシューズからワンランク落とした、エントリーカーボンシューズを2足買いする方法をオススメしたい。使い古したフラグシップシューズより、新品のエントリーカーボンシューズの方が早く走れる。特にマジックスピード5など、昨今のエントリーカーボンシューズはかなりレベルが上がっており、サブ3レベルであればこなせるポテンシャルがある。そのため本命レースでは、使い古したレースシューズより、性能をMAXで発揮できる新品シューズの恩恵をフル活用し、記録更新を狙って欲しい。

まとめ

総括:本命レースは新品シューズで挑め 
本命レースだけで良いんですよ。毎レース新品で挑めと言っている訳じゃない。本命レースって1シーズン1戦。多くて年内と年明け後の2戦だと思う。そして練習用シューズもいずれ寿命が来るので、本命レースで使用したシューズを練習用に回すようにすれば、質の高い練習ができるシューズサイクルが出来上がる。記録を狙って日々練習に勤しんでいるのだから、本命レースくらい贅沢したってバチは当たらない。記録更新で得られる喜びはお金で買うことができないのだから。

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