【コラム】クッションもりもりの厚底シューズが最強じゃないの?なぜ薄底シューズがあるの?メリットデメリットを解説

-コラム-

厚底シューズが当たり前の時代ですが、ネット通販や店頭を覗いてみると薄底シューズって今も販売されていますよね。
この時代になぜ薄底シューズが…?誰が履くの?っと思った人向けのコラム。

結論

基礎脚力強化を目指している人
足裏の感覚を大事にする中上級者
トラック種目を走る人
が現代の薄底シューズにおけるメインターゲット層。

現在はクッション性能がありつつ反発力のあるクッション材も開発されているが、基本的にクッション性能と反発力は二者択一
そのためマラソンにおいて、スピード練習を気にするレベルに到達してから購入検討する流れで問題なし。

厚底シューズのメリット

クッションが厚いメリットは「足が疲れにくい」これに尽きる。マラソンは42キロという長距離を走る種目。多くの市民ランナーが最初の目標にするサブ4ですら、4時間も走り続けなければいけない。4時間なんて歩き続けるだけでも大変。その上、走り続けるとは正気の沙汰ではない。マラソン趣味の皆さんは感覚が麻痺して来ていると思うが普通ではない。

そしてフルマラソンをクリアするには大きく2つの壁にぶち当たる。
心肺機能による息苦しさ
足の疲労により走れなくなる
この2点。
ランニングを始めた頃は息苦しさによる問題で立ち止まることもあるが、心肺機能が向上してきた頃には、先に足の疲労で走れなくなる。これはプロの選手も同様である。走れなくなるレベルにまで到達しなくてもスタート直後の脚力は残らない。すなわち最後まで脚力を残してスピードを維持するのに厚底シューズは活躍するのである。
昨今陸上記録が多々塗り替えられている。脚力温存とシューズの反発力向上が大きな要因だろう。ついにフルマラソン2時間切りの公認記録も見えて来ている。

厚底シューズのデメリット

次にデメリットだが、「反発力を殺してしまう」ことだ。クッションもりもりの厚底が故に、地面を押す力を殺してしまう。むしろ足の疲労を軽減するために殺している。そのため地面から押し返してくれる力が弱くなり、足を回すためには自分の脚力で頑張る必要がある。シューズが地面を押し返す反発力があれば、足を回す際に助力がのり快適に前へ進む事が出来るようになる。

ここまで説明すると、こんな質問の声が上がってくるだろう。
Q,厚底シューズで反発力のあるシューズはないの?
A,カーボンプレート入り厚底シューズが該当。クッションで足あたりを柔らかくし、カーボープレートを地面にぶつける事でしなったプレートが戻る力で反発力が生まれる
ただ最近は各社、クッション性能と反発力もあると謳うクッション材も登場してきている。(『ZOOM X』や『MIZUNO ENERZY』など)

Q,じゃあ全ての練習において厚底カーポンプレート入りシューズで良いのではないか?
A,プレート入りシューズは強い反発力を生み出すが、脚力が付くまでは靴に走らされている感覚になる(勝手に足が回る)。その結果、股関節の怪我などに繋がり練習が出来なくなるため、慣れるまでは必要なタイミングで使用するのが適切。

参考:METASPEED PARIS SERIES

薄底シューズの使い方

基礎脚力強化

短時間で脚力強化することに薄底シューズは最適。厚底シューズで鍛えることも可能であるが、足が売り切れるまでの時間は薄底シューズの方が早い。すなわち時短で練習したい人にオススメ。ただし、薄底シューズに慣れていない人は故障に繋がる原因となるため練習強度は徐々に上げていく必要がある。

シューズによる反発力・スピード練習

厚底シューズ以外に中底シューズと言われるシリーズがある。(アディゼロジャパン、マジックスピードなど)このようなシューズはクッション性能よりも反発性能に力を入れており、足あたりは硬く感じるがシューズが地面を押し返してくれる感覚(反発力)を得る事が出来る。シューズの助力から足の回転数を上げることが出来るため、スピード練習にオススメなモデル。

トラック種目を走る人

2024年11月よりトラック種目はクッションの厚みは20mmまでになる。
※従来は25mmまでOKであった

まとめ

日本を代表する大迫選手も


ソールが硬いと接地の時に足が疲れてしまので、柔らか目がいいんですけれど、それだと蹴り出しの時にフニャッとしてしまうい、推進力がなくなってしまう。やっぱり硬さがあったほうがいい。……これ、矛盾した要求なんですけれどね(笑)

スピードを追い求める覚悟 大迫傑https://markmag.jp/2014/08/osakosuguru/67771

っと「柔らかくて反発力のある靴があればいいな」という言葉を厚底シューズ時代到来前に残している。プロが欲しがる夢のシューズを市民ランナーも手にする事が出来るこの時代に走れていることはラッキーな事だと思う。

タイトルとURLをコピーしました