毎日運動をしているだけで睡眠の質が良くなっている自覚はあるのだが、スポーツでのパフォーマンスをさらに上げたいと考えた時、上質な睡眠を取ることができたら変わるかな?という素朴な疑問からオーダー枕を作ってみたお話。
どこで作るのか問題
オーダー枕を作成したい!と思った矢先にブチ当たる問題が、「どこでオーダー枕を作るのか?」という悩みである。昨今オーダー枕を作れる店舗があまりにも多すぎる。ネットで調べてもまともな情報にヒット出来ない状態。それもそのはず、枕なんて一人一個作れば短くても二年は持つ訳で、企業サイトでもない限り複数社を試すことなんて不可能。挙句に好みが大きく介入してくる分野であるため、どこが一番良いかなんて測ることは難しい。その上で、各社調べてみると作り方もほとんど似ているため、素人がネット上で良し悪しを見極めるのは難しく、結局価格やアフターメンテナンスに目が向けられる。

なぜ西川を選んだのか?
情報リテラシー強者(自称)の私がネットの海を彷徨った結果、避けた方が良い条件を一つ見つけた。
「購入後のメンテナンス頻度が高いお店」である。理由は簡単で、メンテナンスの度に高級寝具を売りつけられるらしい。そりゃそうですよね。オーダー枕を作成する時点で寝具にお金をかけることに対して理解のあるお客様という前提が確定しているので、そこに販売を仕掛けるのが企業としても一番手っ取り早い。メンテナンスの度に
「枕に合わせて、マットレスはいかがですか?さらに寝心地があがりますよ?」とか
「このお布団は通常の素材より重く作られており鬱病予防にも最適ですよ?」とか
言われた日には次回のメンテナンス訪問が憂鬱で寝具どころではない。むしろお前と合わないのが一番の鬱病対策。と言いたくなってしまう。
こうなってくると、メンテナンス頻度が高い=カモられるという構図が成り立つため、メンテナンス頻度が低い方がむしろ良いまである。メンテナンス頻度が低い場合、オーダー枕本体の価格が抑えられている可能性や、人件費削減の面でも耐久性の良い素材を最初に渡し、手離れの良い商品に仕上げている可能性すらある。

ということで私がオーダー枕作成にあたり見出した結論は
・メンテナンス実施時に通いやすい店舗
・ある程度名の売れている店舗
という軸で決めることにした。
あれ?メンテナンスいくん?と思われたかもしれないが、やはり高い枕なだけに本当に自分と合わなかった場合、持っていく必要があるため通いやすさは必須!その上で、押し売りなどの短期利益追求よりも企業イメージダウンの方がダメージのデカい名の売れた寝具店で買おうと決意。
結果として、寝具といえば西川!あの大谷選手も愛用してますし。。。きっと大丈夫wと暗示をかけて、いざ出発。

オーダー枕作成の流れ
来店予約
オーダー枕作成にあたり、基本的に各社WEB予約ページがあるため実施してから行こう。突撃でも対応してくれるだろうが、他のお客さんとバッティングした際に優先度を下げられる可能性があるため、お互い気持ちよく買い物をするために予約しておくのが無難。
枕の素材決めと価格

来店後、簡単に既製品との違いの説明を受け、早速枕の素材決め。枕の大部分はこの素材で決まるため、入念に選ぼう。西川の場合、9種類の素材を触れながら選ぶことができた。ちなみに私は『粒わた』をチョイス。
下記画像は左から順に柔らかい素材になっている。
引用元:西川オーダーメイド枕 商品ラインナップ 33,000円の素材
引用元:西川オーダーメイド枕 商品ラインナップ 44,000円の素材
枕の高さ決め
ここからが販売員さんの腕の見せ所&西川の強み。と言わんばかりに枕の高さ調整開始。
はじめに、西川独自の『プレスシェイパー』という機械で頭の高さを測る。
↓湾曲しているところが私の首の沈み込み具合

その後、実際にマットレスに寝転び枕の高さ調整を開始していくのだが、寝転ぶマットレスにも西川のこだわりがあり『自宅で寝ているマットレスと一番近い硬さを選び、枕の高さ調整を行う』。なぜなら、枕作成時の店頭マットレスの沈み込みと自宅マットレスの沈み込み量が違うことで、自宅に枕を持って帰った際に高さが合わなくなる可能性を消しているのである。さすが寝具まとめてやっているだけのことはある。些細なこだわりに職人気質を感じた。。。
だが、実際は自宅のペラッペラマットレスよりも確実に店頭のマットレスの方が活き活きしているため、自宅のマットレスのダメさ加減を思い知らされる機会になった。(こうやってマットレスも買いたくなるんだなぁの顔)

『プレスシェイパー』で数値確認、『マットレスの硬さ選択』を終え、ようやく枕の高さ調整が開始。基本ベースとして『低』『標準』『高』の3種類の枕が用意されており、『プレスシェイパー』の数値に一番近い枕で微調整を行なっていく。微調整はゴロゴロ寝転がりながら枕の下にクリーム色の板を入れて頂き、自分好みの高さを申告する。この対応は、さながら貴族を錯覚する高待遇。収まりの良い高さが決まると『ユニット』(ポケット)に詰めるパイプの量が確定する。

引用元:図解 西川のオーダーメイド枕
西川の場合は、高さ調整に使用するのは枕下部に詰める『ミニ備長炭パイプ』で行う様子。そのため上部に設置される綿などの素材量は全員同じと思われる。
全工程に要した時間
来店から45分でオーダー枕が完成した。早すぎw
作成時間はユーザー側の意思決定(素材選びや高さ調整)で大きく変わるようで、私はかなり即決タイプだったとのこと。ユーザー希望を汲み取った後の枕作成自体は15分ほどで完了した。
オーダー枕の価格
オーダー枕の価格は先の素材表によって変わるが、私の選択した『粒わた』は¥33,000円(税込)であった。この金額でメンテナンス料金なども込み込みになっている。
枕の相場としては、
・オーダー枕が約3万円
・既製品の高級枕が1〜2万円
くらいだと下調べで感じていたため、西川も大体相場くらいの金額と思われる。
¥33,000円の支払いで頂いた物は
・『オーダー枕』
・『オーダー枕持参用のメンテナンスカード&袋』
・『ミニ備長炭パイプ 100g』
・『除菌消臭材』(粗品かも?)

メンテナンスについて
「次回は⚪︎週間後に来店してくださいね」といった歯医者のような指定はなく、気になったタイミングでいつでも来ていいよ。という太っ腹。
メンテナンス自体は1年間無償で、枕だけを持参すれば何回でも実施して頂ける。もし仮に1年を超えた場合は、購入時に渡される『ミニ備長炭パイプ』を持参することで無償対応して頂けるとのこと。さらに!この『ミニ備長炭パイプ』がなくなった場合は、100gを500円で追加購入できるということで、、、実質永遠にメンテナンス対応いただける様子!素晴らしい。少子化が加速しているご時世に人件費大丈夫なのか?と心配になるレベルの高待遇。
実際は枕上部に位置する綿が2〜3年でヘタって新品買い替えになったり、都度メンテナンスに来店するのも面倒なので通わないのが実情でしょうが、こうやって間口を広げておいて頂けるって購入前の心理ハードルが下がるので安心して購入できますよね〜。
※もし店舗によって対応が違う場合はすみません!購入前に確認いただけると助かります

まとめ
結論:西川で買って良かった!
現状使用期間が短く、枕の良し悪しやメンテナンス訪問について語れないのが弱いが、作成における高待遇っぷりが素晴らしく「自分専用の高級品を作っているな」という謎の実感があり、とても良い経験をさせて頂いた。
注意点としては、うつ伏せ寝はオーダー枕において考慮されていないため、日頃からうつ伏せ寝が多い人はオーダー枕の恩恵が弱いかもしれない。。。
おまけ:枕の模様について
枕カバーつけるので拝むことは少ないですが、気になる人向けに参考まで。
ちなみに枕カバーは枕の高さで変動するため、70×43cmのカバーサイズが推奨されている。

