【レビュー】ニューバランス フューエルセル スーパーコンプエリートv5 市民ランナーの味方

-シューズ-

前作を酷評しただけに、発売時より気になっていたが手に取る機会を逃していたシューズ。公式のサイバーセール対象になったことを機に、遅れながら購入レビュー。

フューエルセル スーパーコンプエリートv5 とは

ニューバランスにおけるフラグシップシューズ。昨今、フラグシップシューズは2足発売する競合が多い中で、ニューバランスはこの1足のみ。前作のv4は赤崎選手がパリ五輪で6位入賞を果たす好成績であったが、個人的に酷評。そして今作は2026年箱根駅伝の上位入賞校(サポート校ですが…)の選手が着用していた。前作よりパワーアップされたのかチェックしていく。

引用元:FuelCell SuperComp Elite v5 公式サイト

外観

側面

アッパーはニット生地で足当たりが良く快適。また軽量性を重視し『FANTOM FIT』技術を継続採用。赤色を基調とした配色はレースシューズ感が増して個人的に好き。
※『FANTOM FIT』とは、極薄の2 種類の素材を圧着し、究極の軽量性を実現しながら確かなフィット性を提供する技術のこと。

背面

前作より明らかにスリムになり、軽量化に力を入れていることがうかがえる。

左:前作  右:今作
左:前作  右:今作

靴底

前足部のアウトソール材は「メリッバリッ」っと音がなる強力グリップに進化。これは非常に嬉しい。

左:前作  右:今作

重量

28cm/222g
軽量戦国時代にはついて来れていない。っというか、ついて行く気がないのか?と感じさせられる重量。ただ、前作が254gであったため意識しているのは間違いない。

シューズ名
(28cm)
スーパーコンプエリートv5メタスピード
スカイ東京
ヴェイパーフライ4アディオスプロ4
重量 (実測値)222g167g186g211g

価格

定価:29,700円(税込)
レースシューズの平均価格である3万円弱をしっかり抑えている。ただし、残念ながら売れ行きがあまり良くないのか、公式サイトでもセール価格で販売される有様に…。フラグシップモデルを公式が値引きするのは珍しいため、セール時の購入を狙うのがオススメかも。

シューズ名スーパーコンプエリートv5メタスピード
スカイ東京
ヴェイパーフライ4アディオスプロ4
定価 (税込)29,700円29,700円29,700円28,600円

サイズ感

ハーフサイズアップがオススメ
ナイキと同じサイズ感で購入すれば大丈夫。
♦︎参考:他購入済みシューズサイズ
ノヴァブラスト4&5→27.5cm
ペガサスプラス→28.0cm
フューエルセルレベル5→28.0cm
マジックスピード4&5→28.0cm

ファーストインプレッション

グリップ力ええやん!前作のようにコロンっと前に転がる感覚はなく、フラットなシューズで予想外。方向性変わりすぎやろ…。そして横幅狭っ。かなりスリムで横ブレが気になる。っというのが初感。
前作の面影が綺麗に消え去ってて笑った。前作のテスターはクビになったんですか? 走り方としては、前作は足を置いて転がして走るシューズ。今作は蹴って走るシューズに。ここまで路線変わると前作が好みだった人に乗り換えを進められないのでは…。

どのシューズと似てる?

他シューズと近い感覚としては、メタスピードスカイパリを柔らかく、重量を重くしたバージョン。ヴェイパーフライ4を分厚く柔らかくして、重量を重くしたバージョン。っといった感じ。ただ、アッパーはニット素材で足当たりが良いため、硬いアッパーで悩まされていた人には救いの一手となるかも。

クッション性能について

HIGHレベル
ドロップ差: 8mm(前部32mm / 後部40mm)
ミッドソール材はカーボンプレートを間に搭載した2層構造で、PEBA100%の『FuelCell』を採用。硬すぎず柔らかすぎないモチっとしており、メタスピードパリシリーズのミッドソール材が少し柔らかくなった感覚。反発力は前作に比べ大幅にパワーアップしているが、他社と比較した際は控えめ。よく言えば、コントロールしやすい。悪く言えば、爆発力は感じない。

引用元:FuelCell SuperComp Elite v5 ニュースリリース

【徹底解剖】シューズの特徴

サブ3でも扱いやすい貴重なシューズ

昨今シューズの技術革新が進みすぎたあまり、サブ3ランナーでも扱いきれないシューズが数多発売されている。結果、サブ3を目指すまでの最適なシューズ選択が難しくなってきている状況下で、爆発力が強すぎず、コントロールしやすいシューズは非常に貴重。その立ち位置に、このシューズは丁度良い。ただし、コロンと前に転がらないフラット設計であることから、最後まで蹴って走り切れる自力をつけておく必要がある。

滑らないグリップ力

前作に比べ明らかにパワーアップしたことを感じさせるグリップ力。しっかりと地面を掴むことができパワーロスなく、推進力を前へ運ぶことができる。

蹴って走れるスピードタイプ

ドロップ差8mmを感じさせないフラットなシューズ。強く蹴っても反発が遅れてくる様子はなく、出力に応じてペースコントロールできる扱いやすいシューズ。またフォアフットからヒールフットまで着地法は選ばない万能性も兼ね備えている。

気になる点

横幅が狭い

軽量化を意識しかなりスリムな設計に。そのため3E幅である私は着用時に横幅が少し痛かったが、ニット素材のアッパーが伸びるため、1時間ほどで足とシューズが馴染み痛みは消えた。だが、ミッドソール材はほどよく柔らかいため、横ブレが少し気になる(走り出すと違和感なし)。

Energy Arcの恩恵は感じない

前作同様にカーボンプレートはトタン屋根のように湾曲させた特殊な形(Energy Arc)を採用しているが、全く恩恵を感じない。例えば、湾曲させることで剛性を上げ、さらに薄く軽量化に貢献している。などの文言があれば納得いくが、そのような話は見当たらない。しかも曲げているのは中足部より後方のみ。前作同様に湾曲させる意味あったのか?と疑問。カーボンプレートが搭載されていること自体には大きな意味があり、推進力アップに貢献しているが、曲げる必要あります?曲げずにコストダウンして欲しい。他社差別化の付加価値目的と感じてしまう。

引用元:FuelCell SuperComp Elite v5 ニュースリリース

まだ軽く出来る

アッパー側面の『N』ロゴは相変わらずプリントではない。軽量化戦国時代でプリントが当たり前になりつつある状況で、デザインを優先する姿勢嫌いじゃないけど、まだ軽く出来ると感じさせられる。

フューエルセル スーパーコンプエリートv5がオススメな人

個人的に購入でき満足しています。満足している理由は先の通り、サブ3前後でも扱いやすいシューズであり、セール対象にもなることから遠慮なく履き潰すことができるため。

適正ペース

3分20秒のインターバルから4分30秒のジョグまで使用しましたが、どのペース帯でも違和感なく履きこなすことが出来た。ただ、スリムな形状からあまりにペースが遅いと横ブレが気になるため注意。

オススメする人

・サブ3前後でレースシューズを悩んでいる人
・蹴って走る人
・柔らかすぎない腰のあるミッドソールが好みな人
・ヒールフット着地でも扱えるレースシューズを探している人

オススメしない人

・コロンと前に転がる助力が欲しい人
・柔らかいミッドソールが好みな人
・サブ2.5などエリートランナーの人 (もっと軽くて高性能なシューズをどうぞ)

まとめ

総括:市民ランナーの味方
着地法を選ばない懐の広さ。対応できるレースペースの幅広さ。セール対象で格安で購入できる財布への優しさ。市民ランナーの味方になってくれる要素が多すぎる。前作で悲しい想いをし、敬遠されている方も生まれ変わった今作を是非お試しあれ。

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