毎日の練習で5本指ソックスは面倒。サッと履けてコスパの良い商品はないかな?っと物色中に見つけた一足。
Tabio(タビオ)について
Tabio(タビオ)は靴下専門の会社。昨今安価な中国製の靴下が多い中で、日本製にこだわりを持ちブランド展開をしている。ブランドコンセプトは、「靴下は消耗品。ファッションとしての意識が低い。というイメージを製品力で改革」。購買層は女性が9割のようで、靴下にまで気を配るお洒落さんに人気。スポーツソックスはメイン事業ではなく靴下作りで得たノウハウから展開されている。

レーシングラン グリップ&クール とは
WEB限定販売のソックス。通気性を高めた編み方で強度&冷感を併せ持つスーパー繊維(ツヌーガ)を採用。足の熱を効率的に逃がすクールでタフさが売りのランニングソックス。この酷暑が続く日本の夏で、足元の救世主となれるのかチェックしていく。

外観
表面
サッと走り出せるラウンド形状であるが、左右専用品で作られておりフィット感向上に余念がない。

裏面
靴の中で足が暴れないようシリコンラバーを完備。ラウンド形状であるが指が収まるポイントにグリップを配置しているのは丁寧な仕事。

厚みとサイズ感
厚み:薄手
同社で人気のレーシングランやレーシングランプロよりも明らかに薄手。商品名の通り、通気性を重視していることが窺える。
サイズ感:表記通りで問題なし
通常のソックス並みに伸縮性があるため、サイズ選択で失敗する可能性は低い。
価格とカラー展開
価格:1,650(税込)
少し安め。ランニングソックスの標準価格が2,000円になるため500円ほど安い。販売店マージンがない分、商品価格を抑えてくれた印象。さすがWEB限定商品。
カラー展開:4色
チャコールグレーとコンが似すぎでは…。実質3色な雰囲気。

ファーストインプレッション
ん?冷感接触どこいった?全く感じないぞ。というか足首周りの丈短すぎないか。これ靴擦れ大丈夫か?っというのが初感。
私が購入した商品はハズレ個体だったのでしょうか…。それとも日本が暑すぎるせいなのか、期待していたクール感(冷感接触)は全く感じられず普通のソックスだった。加えて、丈短すぎ問題。踵部だけ靴擦れ防止を意識して少し長めになっているが、通常のソックスに比べても短すぎる。アキレス腱が「こんにちは」と挨拶してくる。

【徹底解説】レーシングラン グリップ&クールの強み
通気性
つま先から足の甲にかけて通気性を確保するための穴がビッシリと空いている。これだけ物理的に空いていると視覚的に涼しさが感じられる。ここまで穴を開けても耐久性をPRできる技術力は普通に凄い。

グリップ力
シリコンラバーで滑り知らず。グリップ力は強すぎず弱すぎない塩梅で、室内でも歩きやすく、靴を履いても滑らない。違和感を感じさせない、縁の下の力持ちといった具合。

気になる点
丈が短すぎる
これはイカン。ソックスは足のトラブルを防ぐことが最重要事項。それを差し置いて他機能性を優先するのはナンセンス。300キロ以上靴擦れしなかったシューズで初めて靴擦れが起きた。こんな事態が起きると次履くのが怖くなる…。

まとめ
総括:靴擦れ祭り。久々に残念な気持ちになった。
この令和において、ほとんどの商品が煮詰まってきてトキメキを感じることが少ない時代。失敗を引くのは精々Amazonの令和最新版とクラウドファンディングで未熟な商品くらいのイメージだっただけに、久々に「やられたな〜」という感じ。とはいえ、タビオには『レーシングランプロ』など良い商品はあるのは事実なので、この1足で全てにダメなレッテルを貼るのではなく、良さげな商品を見つけたら引き続き挑戦していきたい。ただ、この商品は改良して欲しい。