福岡国際マラソンのシューズ着用状況をカメラ2台体制で調べて来ました。トップアスリートの着用シューズが気になる方は参考にどうぞ。
福岡国際マラソンとは
福岡国際マラソンとは、1947年から開催されている歴史のある大会であり、JMC(ジャパンマラソンチャンピオンシップ)のグレード1に加盟している。今年度の参加標準記録は2時間35分以内となっており、国内屈指の参加ハードル。すなわち化け物が集う大会である。
シューズ状況
今回は20キロ地点(上位253名)と入賞者8名のシューズにピックアップして解説します。またプロトタイプが投入されていた場合は判断がつかないためご容赦ください。
20キロ地点
上位10名
順位 | 選手名(敬称略) | メーカー | 型式 |
---|---|---|---|
1位(ペーサー) | ベナード・コエチ | NIKE | アルファフライ3 |
2位(ペーサー) | ジャック・ライナー | NIKE | アルファフライ3 |
3位 | ヴィンセント・ ライモイ | LI-NING | 未発売? |
4位 | マイケル・ギザエ | LI-NING | 未発売? |
5位 | パトリックマゼンゲ・ ワンブイ | NIKE | ヴェイパーフライ3 |
6位 | タデッセ・ゲタホン | ASICS | メタスピード スカイパリ |
7位 | 其田 健也 | NIKE | アルファフライ3 |
8位 | 西山 雄介 | NIKE | アルファフライ3 |
9位 | 土井 大輔 | ADIDAS | EVO 1 |
10位 | 村山 謙太 | NIKE | アルファフライ3 |
上位50名
選手名なし。シューズのみ集計。
NIKEが48%と圧倒的。ADIDASが思っていた以上に少なく意外な結果に。
上位152名
NIKEが50%以上と変わらず圧倒的。
ミズノ、On、HOKAがここで参戦。でもミズノはプロナチュラルのみという…。悲しい。
上位253名
ここから集団がかなり大きくなり始める。
Newbalance、リベリオンプロ3、クラウドブームエコー3がここで参戦。現行品のスカイパリにスカイ無印が並ぶ。
入賞者8名
順位 | タイム | 選手名(敬称略) | メーカー | 型式 |
---|---|---|---|---|
1位 | 2:05:16 | 吉田 祐也 | NIKE | アルファフライ3 |
2位 | 2:06:54 | 西山 雄介 | NIKE | アルファフライ3 |
3位 | 2:08:28 | パトリックマゼンゲ・ ワンブイ | NIKE | ヴェイパーフライ3 |
4位 | 2:08:52 | 其田 健也 | NIKE | アルファフライ3 |
5位 | 2:09:46 | 二岡 康平 | ASICS | メタスピード エッジパリ |
6位 | 2:09:51 | ヴィンセント・ ライモイ | LI-NING | 未発売? |
7位 | 2:10:18 | ビダン・カロキ | NIKE | アルファフライ3 |
8位 | 2:10:50 | 吉岡 龍一 | ASICS | メタスピード スカイパリ |
まとめ
総括:やっぱりNIKEすごい
シューズ結果としては相変わらずNIKE最強で終了。当たり前ですが、このレベルになるとジョグシューズやエントリーカーボンシューズの方は見かけませんでした。強くなるにはシューズの知識もある程度必要なことが裏付けられますね。とはいえ、やはりプロはフィジカルにメンタルも化け物。吉田選手のラストスパートが半端なかった。「41キロ走ってからこれだけ飛ばせるってどういうこと…」って勉強になりました。
今回の記事は動画から1足ずつ手作業で集計したのでとても疲れました…。シューズ選びの参考になると嬉しいです。
おまけ
表彰式で着用されていたジョグシューズ
選手名(敬称略) | 型式 |
---|---|
吉田 祐也 | ペガサス41 |
西山 雄介 | ペガサスプラス |
パトリックマゼンゲ・ワンブイ | スーパーブラスト |
上位253名のシューズ合計金額
気になりますよね(笑)。ランニング業界って経済力すごいと思うので。
計算方法は定価✖️足数の単純計算です。(終息品の定価誤ってたらすみません)
合計:834万
経済回ってますね〜(笑)。アルファフライ3が色んな意味で化け物すぎる。